カメラ構成とオールドレンズ
お久しぶりに更新いたします。てとらです。
最後の更新は多分一年以上前だと思います。
最後の更新がミラーレス欲しいっていう話だったと思いますが、あれかいろいろあってカメラの構成が大きく変わったのでまずはその話をしたいと思います。
カメラ構成
まずはこれ。
富士フイルムのX-T2です(机が汚い)。
買った当時は富士フイルムのフラッグシップミラーレスカメラの一角でした。
今は新モデルのX-T3が登場して型落ちとはなってしまいましたが、そんなに性能に違いがあるわけでもなくT2でも必要十分だと思います。
フィルムシミュレーション エテルナがないのが唯一残念なところ。
このカメラを知ったきっかけは、とあるアメリカ在住の日本人Youtuberさんです。
そこからいろいろ調べていくうちに、フィルムシミュレーションによって鮮やかな空の色が出せることがわかり購入に至りました。
買った当初は鮮やかな色が出せるベルビアがかなりお気に入りでしたが、最近は撮りたいモノや雰囲気によって、アスティアやクラシッククロームなんかも使っています。
富士フイルムのカメラの特徴は先程から述べているフィルムシミュレーション。
いわゆるカラープロファイルですが、富士フイルムカメラは自社が生産していたフィルムの発色を忠実に再現できるように調整されています。
そのため、フィルムシミュレーションと銘打っているわけです。
そして、このフィルムシミュレーションのおかげで、富士フイルムのカメラはJPEG撮って出しで十分と言われています。
自分もこのフィルムシミュレーションに惹かれて購入しようと思ったわけですが、店舗で実物を見た際、X-T2と下位機種のX-T20と迷いました。
設定次第だとは思うのですが、X-T20はシャッタースピードダイアルが存在するのに、本体後ろ側のダイアルを回すと何故かシャッタースピードが変更されました。
ISO感度をダイアルで変更できるのが理想だったため、X-T2を選択しました。
一昨年前の12月に購入し、約1年間メインで使用していました。
ということは、現在メイン機は別に存在します。
それがこちら。
ニコンのZ6です。
去年の11月に発売になった、話題のニコン初フルサイズミラーレスです。
X-T2を購入したことにより役割を失ったD5500に代わり、フルサイズであるZ6を導入しました。
ニコンのフルサイズミラーレスはスタンダード版のZ6と高解像度版のZ7がありましたが、4000万画素を超える高画素を必要としておらず、むしろ画素数よりも高感度耐性が欲しかったのでZ6を購入しました。
このZ6、フルサイズというセンサーサイズもさることながら、裏面照射センサーを採用しており、通常のセンサーよりも幾分か高感度耐性が高くなっています。
裏面照射センサーの高感度耐性は、D850の検証動画などで知っていたので、3000万画素以下で裏面照射のフルサイズセンサーを採用したニコンのカメラの登場を待っていました。
そして、Z6がまさにそれだったわけです。
実際に暗所で何枚か撮影してみましたが、高感度耐性は上々です。
ただ、あんまりカメラまかせに撮ると偶にひどくノイズがのることがあるので、期待していたほど高い高感度耐性を有していないようです。
ちなみに、Z6にはボディ内の手ぶれ補正があります。
ですから、シャッタースピードを下げることでISO感度の上昇を抑えつつ適度な露出を確保することができます。
現在はこのZ6をメイン、先述のX-T2のサブとして運用しています。
オールドレンズ
さて、使用するカメラがミラーレスのみになったことで、今まで難しかったことが現実的なレベルになりました。
それは、マニュアルフォーカスによるピント合わせです。
ミラーレスではファインダーも電子化したことにより、ある程度画像処理を施した映像をファインダー上でリアルタイムに見ることが可能です。
そういった画像処理の一つに、ピントピーキングというものがあります。
この機能は、画像にあるモノの輪郭を検知することで、ピントが合わせたい位置にあっているかをファインダー上でリアルタイムに確認できる機能です。
X-T2やZ6では検知された輪郭に沿って赤い線がファインダー上に表示されます。
この機能によって、マニュアルフォーカスによるピント合わせが現実的なレベルになりました。
そうすると試してみたくなるのがオールドレンズです。
昨年12月31日、冬コミに一般参加するために東京に行き、その帰りに秋葉原の中古カメラ店でちょっと古いニコンのレンズを買いました。
それがNew Nikkor 50mm f/2です。
このレンズ、さして大きな不具合もないのに1万円未満で売られていたため、試して見たくなって衝動買いしました。
ニコンFマウントのため、Z6と同時に購入したマウントアダプターFTZに装着できます。
ただし、電子接点がないため当然オートフォーカスなどできません。
そこで、先述のピントピーキングを使って浜松町駅前で試し撮りしてみました。
この写真を見た瞬間に、オールドレンズでも普通に撮れると確信しました。
そんなわけで、様々なオールドレンズを試してみたくなりました。
そのあとに買ったレンズが、Leica summicron 50mm f/2です。
ライカはレンズもカメラもあらゆるモノが高いことで有名ですが、このsummicronは前玉の状態が悪く、比較的安価な55000円で売られていました。
マウントはライカLマウント(L39とかM39とも言う)です。
富士Xマウント、ニコンZマウントともにライカMマウント用のマウントアダプターが売られているので、LマウントからMマウントに変換する、いわゆるLMリングを介してマントアダプターに装着します。
そして、そのマウントアダプターをカメラボディに装着することでこのレンズが使用可能になるのです。
先述の通りこのレンズは前玉の状態が悪く、撮影してみると白くモヤがかかったような写真になります。
上の写真は絞りを開放に近い状態で撮影しているおかげか幾分かマシですが、少し絞ると如実に白くなります。
しかし、ピント面はくっきりはっきり、それ以外をふんわりぼかす描写は癖になりそうです。
次に購入したレンズは、こちら。
Jupiter-8 50mm f/2です。
オールドレンズ界隈ではおなじみのロシアレンズになります。
第2次世界大戦でドイツに勝利したソ連が、戦後賠償としてかの有名なCarl Zeissの技術者と設備を接収して作らせたレンズの一つです。
Carl ZeissのSonnar 50mm f/2と同じ設計で、Sonnarの忠実なコピー品とも言われています。
このレンズはメルカリで8300円で買いました。
マウントはライカLマウントなので、先述のsummironと同様の方法でカメラに装着します。
このレンズを使用した作例ですが、このレンズ一本で日帰り旅行をしたので、次の記事でたっぷりお見せしようと思います。
まとめ
現在のカメラ構成と、最近購入し始めたオールドレンズを紹介しました。
カメラは最近マイクロフォーサーズ欲が再燃していますが、しばらくはこのままの構成で行こうと思います。
オールドレンズは、今も少しずつ良さそうなモノをメルカリで探してきては買ってしまいます。クレカの請求が怖いです。
ただ、この間焦点距離35mmのレンズを買っておおよそ満足したので、少なくともCP+までは何も買わないで行こうかなと思っています(とても弱い意志)。
それでは、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。